不眠や睡眠不足は、さまざまな影響を身体や心に与えます。
多くの方は、睡眠時間が6時間に満たないと、翌日の日中に強い眠気を感じるようになります。
このような睡眠不足が続くと、疲れやすくなる、集中力や注意力が低下する、気持ちが安定せずにイライラする、などのような支障が日常生活に出てきます。
また、不眠のある人、睡眠が極端に短い人や長い人では、糖尿病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病が起こりやすいことが言われています。
睡眠不足が続くと、満福中枢が麻痺し、肥満の原因にもなります。
その結果、動脈硬化、心臓病や脳卒中を発症する危険性が高くなるのです。
原因ははっきりとはわかっていませんが、不眠のある人や睡眠が極端に短かったり長かったりする人は、うつ病になりやすい傾向になります。
このように、睡眠はこうした体や心の病気のなりやすさと関連していることがわかってきました。
成人の場合は、1日7時間くらいの睡眠が健康には適しています。
しかし、一人一人の体質や生活内容で大きく異なるため、自然に眠れて、日中眠くて困ることがない程度の時間を目安にするのがよいでしょう。
「最低でも7時間は眠らないと!」と、眠る時間を気にしすぎると、逆にそのプレッシャーから眠れなくなってしまう場合もあります。
また、高齢になると、布団に入っている時間は長いのに睡眠時間は短くなることが明らかにされています。
「長い間布団に入っていても眠れない」と悩むことも不眠につながるので、自然に眠くなってから布団に入るようにするといいでしょう。
不眠症とは
一時的な不眠は、健康な人でも起こります。
たとえば、心配事などがあったり興奮状態だったりすると、「布団に入っても寝つけない」、「途中で目覚める」、「目覚めが早すぎて二度寝ができない」といった事があっても不思議ではありません。
原因がはっきりしている不眠は、長くても2週間ぐらいで元に戻るようになります。
ところが、不眠が長引き、慢性化した不眠が3か月以上続くと、不眠症と診断されます。
自分でできる不眠症改善
いったん慢性化した不眠症は、自然に治ることは期待できないので、治療が必要になります。病院で薬をだしてもらうのもこともできます。
また、睡眠を、一人一人の生活にあった習慣にしていくことも大切です。
ここではそのヒントになる自分でできる3つの方法を紹介します。
①無理に寝ようとしない
不眠症で苦しんでいる人は、眠ることを最優先に考え、緊張感でますます眠れなくなります。
そこで、
- 眠くなるまで布団に入らない
- 眠れない時は布団から出る
ようにしてみてください。
これで「寝床は眠れる場所」だということを体にインプットしていきます。
②頭が自然とシャットダウンすることを探す
学生時代の授業中や難しい話を聞いているとウトウトしてしまった経験は誰にでもあると思います。
その経験を利用するのです。
テレビをタイマーにしたり、スマホで難しいことを話題としている動画や、外国の映画を目をつぶって聞いていると自然に頭はシャットダウンしていきますよ。
③寝具を変えてみる
寝具が合っていないと体はリラックスできません。
布団や枕は柔らかければ柔らかい方がいいわけではありません。
柔らかすぎると体は逆に緊張したり寝返りがしにくくなります。
今使っている寝具が体に合っているかどうかは、「深呼吸のしやすさ」で測るとわかりやすいです。
寝具を選ぶ時は、どちらの方が深呼吸がしやすいかを試してみてください。
以前に寝具についてのブログも書いてあるので詳しくはそちらを見てください。
健康のための睡眠 まくら選び
大津市の皆様へ
痛みなどの症状は身体(姿勢)バランスの崩れが原因になることがほとんどです。
「無くて七癖」と言われているように日常の行動が身体(姿勢)のバランスに影響しています。
症状があるということは、毎日の行動と上手く付き合えていないサインなのです。
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まさ整体院 篠田正司