カンボジアには雨季と乾季があり、その影響は湖にもあります。
雨季になると雨がたくさん降るのでメコン川からトンレサップ湖に水が流れてきます。
乾季になるとそれが逆になり、トンレサップ湖からメコン川に水が流れていきます。
なのでトンレサップ湖の大きさは雨季になると乾季の何倍もの大きさになります。
もちろん水位もかわってきます。
これは雨季の終わりで一番トンレサップ湖に水がたくさんある時です。
真ん中の家は保健所なのですが、これは下に足があって固定されています。
それから二週間ほど経つとこのようになります。
さらに二週間ほど経つとこのようになります。
さらに二週間ほど経つとこのようになります。
そしてトンレサップ湖はあんなに遠くに行ってしまいました。
それに伴って水上村の家は引っ越しをします。
乾季には岸から沖に向かって、雨季には沖から岸に向かって引っ越しをします。
引っ越しといってもエンジン付きの舟で家を引っ張るだけです。
引っ越しが始まると雨季・乾季が始まったな~と感じていました。
そんな水上村で僕は活動をしていました。
JLMMというカトリック教会を母体としたNGOから水上村にあるコンポンルオン教会に派遣されました。
もちろん教会も湖の上に浮いています。
カンボジア人は仏教徒の人達がほとんどですが、水上村の人達の大半はベトナム人です。
ベトナム人はカトリックの人が多いので教会は大きな船でできています。
日曜日にはミサ(礼拝)があり、40人くらいの人達が来ていました。
しかし、コンポンルオン教会には神父さんはいません。
車で約二時間ほどのところにあるバッタンバンというところから毎週神父さんが来てくれます。
お御堂もこのようにいつもきれいです。
こういうのを見ると、水上村の人たちにとって教会が大切な場所なんだと感じていました。
クリスマスの時はいろんな教会の青年達が来てくれて劇をしてくれます。
水上村には映画館などのエンターテインメントがないので、この時は沢山の人達が教会に来ていました。
人が集まるとお菓子屋さんの舟もやってきて縁日感がでてきてたのを思い出します。