カンボジアには琵琶湖の何倍もあるトンレサップ湖があります。
その湖では水上で生活している人達の水上村があります。
このような水上村は大小含めて200ほどあるようです。
僕が活動していた水上村はコンポンルアン水上村と言い、大きな水上村の一つです。
彼らは漁師さんです。
なぜ彼らが水上に住んでいるかいつから水上にいるのか、記録も記憶をありませんが魚を追ってメコン川を上ってきたベトナム人がそのまま住み着いたと言われています。
水上村の家はこのように大きないかだを作ってその上に家を建てています。
いかだは主に竹を浮力にしています。
この家でだいたい8畳くらいの大きさで、そこにお父さんお母さん子供たちで生活をしています。
水上村には生きるために必要なものは何でもあります。
しかし、ただひとつ生きるために必要だけれども水上村では設置できないものがあります。
次回以降でそのことも紹介しますので何なのか考えてみてください。
これはとってきた魚はさばいているところです。
さばかれた魚は屋根の上で干物にしてから陸に出荷されます。
これは水上村のコンビニです。
必要なものはここで買うことができます。
これは散髪屋さんです。
もちろん水上村の人たちも髪の毛は伸びるので散髪屋は必要です。
これは充電屋さんです。
水上村には電気が通っていません。
大きな家には発電機があるのですが、小さな家にはありません。
しかも、発電機を動かすとかなりうるさいので、このようにカーバッテリーを電源にします。
明かりをともしたりテレビを見たりして充電がなくなると、充電屋さんに持って行って充電してもらうのです。
夜の水上村はこのようになります。
思ったより明るくないですか。
このような家がたくさんあって水上村があります。
僕がいた頃で1000世帯5000人の人がいました。
しかし、近年では環境汚染やメコン川の上流にダムができたことで魚の量が激減したためにベトナムに変える人たちが多いようです。
水上村で便利だなと思うこともありました。
それは物売りの舟があることです。
水上村では歩いていくことはできずどこに行くにも舟を漕いでいかなくてはいけません。
しかし、物売りの舟があることで家にいながら買い物をすることができます。
欲しいものを大きな声で言うと向こうから来てくれるのです。
これは魚屋さんです。
手前にあるのはカエルです。
鶏肉に似ていておいしいですよ。
これは八百屋さんです。
野菜は陸から仕入れてきます。
後ろにいるニワトリも売っています。
これは雑貨屋さんです。
石鹸や桶からDVDや子どものおもちゃまでいろんなものが売っています。
これはアイスクリーム屋さんです。
パンの中にアイスを挟んで練乳をかけて食べます。
暑い時には最高に美味しいです。
これは炭屋さんです。
水上村での料理は七輪のようなかまどを使います。
そのために炭が必要となるのです。
これはワッフルやさんです。
いつも焼きたてをくれるので美味しいですよ。
これは揚げバナナ屋さんです。
平べったくしたバナナを衣をつけて揚げます。
バナナ本来の甘みが味わえられます。
これはお粥屋さんです。
カンボジアでは朝ごはんにおかゆをよく食べます。
これはマンゴー屋さんです。
4月はマンゴーの旬の時期で美味しいマンゴーが食べ放題になります。
これは服屋さんです。
日本のようなおしゃれな服はありませんが、新しい服を探している時はみんな楽しそうです。