カンボジア ゴミ山で生きる人たち

2021年10月4日 カテゴリー:カンボジア

カンボジアにはゴミ焼却施設はありません。

集められたゴミは一か所に集められるだけです。

首都のプノンペンでもゴミ集積所があります。


都会のど真ん中からバイクで15分で行けるような場所です。

 

左側の緑の山はゴミで作られた山です。

ここはゴミがいっぱいになったので閉鎖されましたがゴミ山はそのままになっています。

閉鎖になってから数年が経つとゴミ山でも緑が生えてくるのです。


近くで見るとこのようになっています。

 

この地域には、ゴミの中から金属やペットボトルなど、お金になるものを拾って生活をしている人達がいます。

現在はゴミ集積場が他の所に移ったのでここから通っています。

生活環境はとても劣悪です。


 

僕たちにはゴミにしか見えないようなところから次から次へと拾っていきます。


一日で5ドルほどのお金になるそうです。

もともとまず飼育てゴミ拾いをしている人もいますが、田舎から出てきたけども仕事がうまいこといかかったので手軽に始められるゴミ拾いをしている人もいます。

日本のホームレスの人たちと同じような境遇です。


ここでも僕の所属していたNGOは活動をしています。

 

お金がなくて学校にいけない子供たちを集めて識字教室をしています。


小さな子は塗り絵などもしています。


勉強だけではなくレクリエーションもしています。


職業支援として屋台の貸し出しをしています。

この屋台は秋田では有名なババヘラアイスの技術を提供してもらい作ったアイスです。

このことは日本でも同じだと思いますが、

子どもたちを集めていろんな教室をしてもお母さんがしっかりしていないと家に帰ると元通りになってしまいます。

そこでお母さんの理解がと支援が大切になります。

その観点で職業支援が始まりました。

お母さんが平和だと家族が平和になりますね。


ゴミ山の中にも子供たちは楽しみを見つけるものですね。

女の子は絵具でお化粧ごっこをしていました。

どこで生まれて育っても女の子は同じなんだなと感じました。


これが完成した顔です。

とても目が輝いていると思いませんか。

このよう過酷な環境でもキラキラと生きている彼らは素晴らしいと思います。