筋肉量を増やすことは全身の健康のためにも重要なことだと考えられうようになりました。
それは筋肉が力を出すため以外にも働きがあるとわかったからです。
その一つが血液中の糖分を蓄えることです。
糖分はエネルギーを作る時に必要となります。
しかし、血糖値が高くなりすぎると血管はボロボロになりやすくなります。
そうならないためにも糖分の大部分は筋肉に蓄えられています。
血糖値が高くなる二型糖尿病は筋肉に糖分をとりこむようにするインスリンが何らかの理由で作用できなくなることでおこります。
糖尿病の治療や予防に運動が効果的なことは知られていましたが、その理由が筋肉にあることがわかってきました。
筋肉を動かすことで筋肉に糖分が吸収されるのです。
筋肉量が多いほど呼吸器疾患や心臓の病気での死亡率が低くなるといったことも言われています。
循環は心臓がポンプとなり血液を全身に送り出しています。
ここで筋肉を動かすことでも血管はポンプされるので循環機能は促進されるのです。
特にふくらはぎは足から心臓に血液を戻していく役割があります。
筋肉にはマラソンのような持久力を得意とする遅筋(チキン)と短距離走のような瞬発力を得意とする速筋(ソッキン)があります。
筋肉量を増やすのに重要なのは速筋をトレーニングしないといけないということです。
遅筋をトレーニングするとエネルギーは消費されますが筋肉量は増やしにくくなります。
これは短距離走とマラソンの選手を見比べてみてもわかると思います。
普段の日常生活程度の負荷の軽い運動では、まず遅筋が活動します。
速筋は「いざという時」にしか働かないのです。
つまり、筋肉量を増やすためには筋肉が「いざな時だ!」と思うくらいの負荷が必要なのです。
しかし、軽い負荷でも速筋が鍛えられるようなトレーニング方法があります。
1つは「筋肉に流れ込む血流量をおさえる」ことです。
血流量が減ると酸素も減るので筋肉は「いざな時だ!」と思うのです。
ベルトなどで縛りながら行う加圧トレーニングがそれです。
しかし、血流量を減らすほど縛ることは危険です。
そこで安全に行えるトレーニング方法を紹介します。
それは「力を入れた状態で筋肉が伸びる方向に動かす」ことです。
これ、よくわかりませんよね。
僕も自分で書いてて表現方法が難しいな~と思っています。
例えとして、腕の力こぶの筋肉で説明します。
力こぶの筋肉を鍛えるとき、ダンベルなどを持って肘を曲げる運動をしてますよね。
それの逆をするのです。
ダンベルを持って、肘を曲げた状態からゆっくりと肘を伸ばしていくのです。
この時、力こぶの筋肉はブレーキとして働くのです。
筋肉に力を入れた状態になると筋肉内の血管は押しつぶされ血流量も減ります。
すると酸素量も減るので筋肉は「いざな時だ!」と思い速筋が働くのです。
このトレーニング方法は関節にかかる負荷も小さくなるので高齢者でも行うことができます。
大津の皆様
現在、感じている症状はここ最近なったものではありません。
捻った、ぶつけた、などのはっきりとした原因がない限り患部以外に問題があることがあります。
症状を発生している部位は身体(姿勢)のバランスが崩れた結果、現在の症状として現れたのです。
「無くて七癖」とあるように、日常の行動が結果的に身体(姿勢)のバランスに影響しています。
痛みは、日ごろの行動と上手く付き合えていないサインなのです。
当院では痛みの根本原因となっているバランスの崩れを特定し、施術をします。
些細な不調でも感じましたらまさ整体にご相談ください。