🔰初めて来られるママさんへ

産後の骨盤はどうなっているの?

妊娠中には女性ホルモンの1つであるリラキシンというホルモンが分泌されます。

これは、赤ちゃんがスムーズに産道から通り抜けられるように、骨盤・恥骨結合部を柔らかくして産道を広げ、出産を助けてくれるホルモンです。ただ、骨盤の周辺の関節・筋肉・腱も全体的に緩んでしまうため、普段より体に負担がかかりやすくなり、また妊娠中どんどん重たくなるお腹の影響に加えて出産自体の影響で、骨盤に歪みが生じたり開いたりします。

骨盤には3つの大きな働きがあります。

①体を支えている

骨盤は人の体のちょうど真ん中にある一番大きな骨です。上半身を支え、下半身を動かす役割があります。

 

②血流をよくする

骨盤の中には太い大切な血管があります。血流がよくなることで全身の血行がよくなり代謝もあがります。

 

③内臓を支えている

骨盤の中には腸や子宮などの臓器があります。内臓を支え内臓の働きをうながしています。

 

産後によく起こる不調の原因は?

骨盤が歪んだり開いたりすると骨盤の働き自体が悪くなります。

〇体が支えきれなくなる

姿勢が歪み、腰痛や肩こり、股関節痛など体の痛みの原因になります。

〇血流が悪くなる

内臓への血流も悪くなることで内臓の働きが悪くなり、生理痛や便秘、冷え性など不調の原因になります。また全身の血流が悪くなると代謝が落ちるので、痩せにくく疲れやすくなります。

〇内臓が支えられなくなる

お腹が前にせり出してきてポッコリお腹や胃下垂の原因になります。

 

なぜ、産後ケアが必要といわれているの?

産後の大切な時期に、無理をしたり体の不調を放置すると以下のような影響が出てくることがあります。

〇近い将来

腰痛、肩こり、股関節の痛み、膝の痛み、恥骨の痛み、産後太り、痩せにくい体質、妊娠前のズボンが入らない、尿漏れ、頻尿、2人目不妊、イライラ、産後うつ

〇遠い未来

更年期障害(強さや長さに影響することも)腰痛や膝の痛み、肩こりの悪化、尿漏れ、子宮脱などのマイナートラブル、膝関節の変形など

当院の産後骨盤ケアの特徴

当院は、施術を始める前に呼吸と循環を整え血流を良くして、自律神経を整えてから施術をすることで関節や筋肉の緊張を緩め動きやすい状態に整えます。本来人間が持っている自然に整う力を使って整えることで、産後のママの体(筋肉や関節など)への負担を最小限にしています。

〇骨盤調整

体に負担をかけることなく、痛くないソフトな方法で緩めた関節にアプローチをして骨盤を整えていきます。

 

〇肋骨調整

妊娠中はお腹が大きくなるにしたがって、肋骨も広がっていきます。肋骨を整えることで骨盤につながっている筋肉の働きをよくして、くびれを作りポッコリお腹の解消につながります。

〇内臓調整

横隔膜を柔らかくしたり、腸の調整をすることで、腹式呼吸を促し自律神経を整えたり、便秘改善につながります。

〇足首調整

妊娠中は足首の動きが制限される生活になったり、足が外に開きがちで(ガニ股)、足首が硬くなることが多いです。足首を柔らかくして動きを良くすることで、土台をしっかりと安定させ体の重心を整え姿勢を整えます。

〇セルフケア

まずは腹式呼吸を取り入れながら、段階的に産後の体に負担の少ない腹筋や骨盤底筋のトレーニング方法をお伝えします。

そして、骨盤がある程度整ってきたら次のステップとして、内転筋のトレーニングを取り入れたり、骨盤調整効果のあるセルフケアをお伝えします。

そして、整った骨盤をキープさせていきます。

産後骨盤矯正いつからできるの?

〇自然分娩 

産後1ヶ月~

1ヶ月検診で体の状態を見てもらってからのほうがより安心です。

〇帝王切開

産後2カ月~

傷の状態がよく、痛みがない状態のほうがより安心です。

産後はリラキシンというホルモンの影響で関節がゆるんだ状態になっていますが、その影響がだいたい6カ月くらいまで続くと言われています。ベストは6カ月くらいまでに始める方がよいですが、それ以降でも骨盤は整います。

産後から1年以上経った方でもご相談にのりますのでお気軽にお問い合わせください。

まさ整体院